2017/04/28

サンガを作るためのヒント





























「サンガを作るためのヒント」
Br.ファップ・カムの法話(2012年)


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~プラクティス~『ビギニング・アニュー』(以下=BN)


BNは、お花の水やりを意味するもの
 サンガが、一人ひとりに機能しているのか?を確かめるためのプラクティス。
 たった一人でも、機能していないならば、そのために必要なプラクティス。
 香港では、月2回行っている。


・まずは、自分とビギニング・アニューをすること。


BNは、答えを出すことではなく、ただ話を聞くだけで良い場合もある。

・自分にとっては問題だと思えることでも、
サンガのみんなには、問題でないこともある。
 BNで話すことで、それを知ることができる。

BNは、最後の調整をする役割がある。

・まず、サンガの日々の調和を持って行うこと。

 全体が機能していたら、不要のものである。



~基本のこと~『6つの調和』(僧侶の調和を持った暮らし方)


 1.Living together 共に暮らす


 2.Practicing same precepts 同じ実践をする


 3.共に話し合う 一緒に考える


 4.一緒に決める


 5.コミュニケーションの時に、愛を持って話す


 6.利益を得た時に、分かち合う




~ビギニング・アニューの進め方~


 1.良い所を、ほめる


 2.失敗を受け入れる


 3.関係性の中で、心地悪さを伝える。傷ついてことを分かち合う。




~サンガに集うこと~


・量よりも、質の方が良い(週に1回より月1回で良い)


・イライラするなら、行かない方が良い


・サンガでありがちな問題
  ・プロジェクトにとらわれた時に問題になる
  ・急ぎ過ぎて、失敗する事に時間を費やすよりも、それを直す方に、時間がかかることになる。


・ゆっくりと確かにやる方が良い




~自分が孤立したと思ったとき~ (基本の「6つの調和」の3と4を活用)


 3.共に話し合う


 4.一緒に決める
  一番に重要なことは、サンガの調和を保つことが大切なこと。
  調和があるからサンガは先へと進めることができる。




~優れたリーダー~


 ついていく人たちをサポートできる人であること


 1.ダーナ 寄付 与える能力を持っている


 2.愛に満ちた話をできる人


 3.相手の利益のために話ができる人


 4.その人の立場に立って、役に立つ事ができること
  そのようにできた時に、受け取った相手も、返してくれることに繋がる。




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Br.ファップ・カム法話メモより
10/72012年 八王子リトリート(10/5〜7)



2012年10月 プラムビレッジ来日ツアー