シスター・アナベル、法話③(②より続く)
4種類の食べ物があります。四食(しじき)*
◯意識の食べ物、識食(しきじき)
Store=蔵*、意識のある場所。
日常生活では感情が現れてきます。
内側に入ってくるものを、しっかりと選んでいく必要があります。
ちゃんとケアしていかないと、痛みが病いへと発展していきます。
暴力的な映画を見たり、影響されないと言ったとしても、
映画を忘れても、暴力の食べ物と同じです。
すべて蔵の中に蓄積されていきます。
だから、未来にあるために意識していかなければなりません。
タイは言いました。
過去に幸せなこと無かったら、今ここの幸せがあれば過去を変えてくれます。
それが「アーナパーナ・サティ・スッタ」です
ある時、タイの弟子が出てこなかった、冬に備えて篭ってます。
冬が来てその寒さに対策しても遅い。
だから夏の暑い内に準備して、木を燃やして暖をとる、それと同じことです。
香港にマグノリアの花が咲いているけれど、
私が意識しなければ、マグノリアの花は、ここにはありません。
よく見える目を持っている。
質疑応答で聞きました。
私は目を持っています。でも幸せを感じられない。
目を持っていて幸せだ。でも本当の幸せを感じられない。
だから目を使う必要がある。
まだ本当に目を使っていません。
形、色、意識が必要です。
意識が働いて使えることが、幸せなのです。
私の先生・タイが伝えてくれたプラクティスの一部であることが、幸せです。
いま、ここ、幸せです。
静かになっていく道はありません。
今ここが静かだから。
何かをやっていくから静まるのではありません。
この一瞬一瞬が静かなんですね。
まったく同じ思考の人はいません。
クリスチャンでもリトリートを味わうことができます。
それが道です。どんな宗教でも。
マインドフルネスは道です。
どんな宗教の人でも入ってきて出来ます。
多くのものがありますが、
日常生活に、マインドフルに歯を磨くというものはありません。
これがあれば他は必要ありません。
線香も仏像も必要ありません。
仏教色も必要ありません。
だから世界中で行われています。
プラクティスをしながら、働く場の中でマインドフルに歩く。
コンピュータを使う人には、ストップ止まるプラクティスです。
ストップして呼吸に帰る。タイマーを使って、数分間、呼吸に帰る。
トータル・リラクゼーションの時間を持てたら。
歩く瞑想を持てたら。
リラックス!リラックス!と言い聞かせる代わりに。(会場、笑)
私はリラックスしていないなと気づいたら、自然とリラックスできます。
すると、トータルリラクゼーションすることができます。
怒りを呼吸で変えていくことができます。
痛みを感じる、歯の痛みがないと嬉しい。
でも痛みがなくなれば忘れてしまう。
(歌を歌うシスター)
この歌の一節
生きてると不満が出るけど、喜びへ変えていける。
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法話、2018,12,27 タイ・コアサンガ・リトリート
シスター・アナベル 法話 ①
本当の家に帰り魂のバッテリーを充電する/シスター・アナベル
シスター・アナベル 法話 ②
生まれて初めて呼吸した時のように楽しむ/アーナパーナサティスッタ
シスター・アナベル 法話 ③
今ここの幸せがあれば過去を変えてくれる/アーナパーナサティ・スッタ
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【用語解説】
◯四食(しじき)
◯Store=蔵(蔵識)
法話ことば集を参照