2018/10/11

ティク・ナット・ハンの般若心経を英語で歌おう




「般若心経」ティク・ナット・ハン 2014年


〜 The Insight that Brings Us to the Other Shore 〜


       Thich Nhat Hanh


観自在菩薩が、彼岸へと渡るための智慧を深く行じているとき、

突如として、五蘊(ごうん)はどれも等しく空であることを見いだし、
その洞察によって、すべての苦しみを乗り越えた。

「聴きなさい、舎利子よ、

この体そのものは空であり、空そのものはこの体である。
この体は空以外ではなく、空はこの体以外ではない。
感覚、認知、心の形成、意識についても同じである」

「聴きなさい、舎利子よ、

すべての現象には、空が記されている。
その本質は、生じるのでもなく滅するのでもない、
有るのでもなく無いのでも無い、
汚れたのでもなく清らかなのでもない、
増えるのでもなく減るのでもない」

「ゆえに空において、体、感覚、認知、心の形成、意識は、

独立した実体ではない。
現象の十八の領域は、六種の感覚器官と、六種の感覚の対象と、
六種の意識からできているが、これも独立した実体ではない。
相互に依存して生起し消滅する十二のつながりもまた、
独立した実体ではない」

「苦しみと、苦しみの原因も、苦しみの消滅も、解放に至る道も、

智慧と悟りも、独立した実体ではない」

「これがわかった者は、何も得る必要がなくなる」


「彼岸へと渡るための智慧を行じる菩薩たちの心には、

もはや一切の妨げとなるものが見いだせない。
心に妨げがないので、あらゆる恐れを乗り越え、
すべての誤った認知を打ち砕き、
完璧な涅槃を実現することができる」

「過去、現在、未来の三世おあらゆる仏たちも、

彼岸へと渡るための智慧を行じることにより、
完璧な悟りを得ることができる」

「それゆえ舎利子よ、彼岸へと渡るための智慧は、

偉大なる呪文であり、もっとも輝かしい呪文であり、
もっとも崇高な呪文であり、比べようのない呪文であり、
どんな類の苦しみも終わらせる力を持つ、真の智慧である」

「だから、私たちが彼岸へと渡るための智慧を讃える呪文を、

高らかに唱えよう。

ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スワハー!」



(翻訳:馬籠久美子「ティク・ナット・ハンの般若心経」より)


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般若心経を、ティク・ナット・ハン師が、解説したものです。

The Heart Sutra(ハート・スートラ)」

1988年 最初の解説を出されました。

2014年 誤解を招きやすい所に解釈を加えた。

2018年に、改正版を加えた日本語訳の本を出版。

「ティク・ナット・ハンの般若心経」野草社
元本「The Other Shore」A New Translation of the Heart Sutra with Commentaries


プラムビレッジ・ハートスートラの読経は、
西洋音楽とベトナム音楽のミックスされた、美しいメロディです。

独特の節回しと早い英語で、なかなか覚えられません。

それを練習できる動画を見つけました。


◯ Sangha Songs

The Heart Sutra(The Insight that Brings Us to the Other Shore)

ティクナットハン師・英語の歌・動画 (外部リンク)3つ動画



Part A だけ、ここに置きます。
Part B・Part C は、リンク先へどうぞ。






上の日本語訳を心に留めながら、呼吸と一緒に、唱えてみてください。


・ナビゲーターが、音階が上下する手の仕草でサポートしてくれます。


・簡易的ですが、英語の文字起こし設定ができます。

・Sangha Songs サイトPDFがあります。

 その中で「he」を「she」と記載があります。
 sheでも歌う人も多いそうです。





*本日、2018年10月11日は、

ティクナットハン師、92歳のお誕生日、継続の日です。

あなたのおかげで、私たちは、気づきの種を育むことができます。
ありがとうございます。









2018/05/05

なぜプラムビレッジで伝えるようになったのですか?教育者向け2018



(歩く瞑想・戸山公園)




◯3才の子供の親です。
マインドフルネスの実践は、日常で始められると分かりました。
(僧侶として)プラムビレッジで伝えるようになるまで、一歩踏み込んだ気持ちを聞かせてください。



シスター・ダウンニェム

なぜかというと、私たちはどのような環境が、作り出すかを知っているからです。
気づいた時には、コミュニティの一員になろうとします。
形になることではありません。
例えばカップルは、お互いに関わり合おうとします。
関わり合うことを、思い出す必要があります。
私たちは、朝起きると頭を触ります。
剃った頭に触れて、プラクティスをすることを思い出すことができます。
私たち僧侶でも、困難な時があります。
そのようにして、自分たちで思い出すことで、前に進むことができます。
毎日毎日、お互いに思い出させる必要があります。
そのようにして自分たちの子供たちに、私たちは喜びと幸せの種に、お水をあげることをしています。
小さなグループから始まり、大きなグループに広げることができます。
家庭から始まって、周りに広げることができます。
私たちと根っこは同じ、幸せと喜びを育んでいくことです。
私たちは、お互いを助け合う存在です。



シスター・ランニェム

なぜ出家したかというと、それが一番簡単だったからです。
皆さんが幸せを築いていくことは、難しいかもしれません。
日々の水やりをすることです。可能です。

ここにきた参加者の皆さん、スタッフの皆さんに感謝します。
ここに来るには、色々なことを横に置いておく必要があったと思います。
京都、名古屋など、各地を回って、日本の人たちに取って、
時間が大切だということが、よく分かりました

マインドフルネスをすることは、今日やったことの他にも、色々なやり方があります。
今日帰って、自分はマインドフルネスでいるんだと、思わないでください。
そのことがストレスになります。
特定のことを選んで、やってみてください。


リラックスしてやることです。






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質問者に掲載の許可をいただきました。
ご協力をありがとうございます。



2018,4,30
「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
東京、早稲田大学・戸山キャンパス









2018/05/04

別れを嫌がる子供へ別れの悲しみをどう教えたらいいですか?/教育者向け2018


(戸山公園のテッセン)


◯児童養護施設で働いています。
子供たちはネグレクト、放棄された子供たちが多くて、別れを嫌がる。
別れを告げられることを恐れていて、
自分が職場を離れることに、プレッシャーを感じて仕事をしている。
子供に「じゃあねバイバイ」と言ったら
「バイバイは嫌だ、またねにしてね」と言われ、心が裂けそうになった。
毎日、さよならと、いつか言わなければならないのが辛い。
先生の別れの悲しみを、どうしたらいいのか教えてもらえますか?



シスター・ランニェム

人と人との関係によって、変わってくると思います。
私たちは、すべての段階で別れを言うことがある。
まずは、子供の中の恐れと向き合う前に、自分の中の恐れと向き合う必要があります。

別れ、死についても同じです。
私たちは、死は来なければいいと思っています。
死がなければ、生きるということはない。
別れがなければ、出会いもありません。
お別れの中の良い面に、目を向けていく必要があります。
また、苦しみの中に良い面があることに、目を向けていく。

プラムビレッジでは、誕生日に Happy Continuatin(継続おめでとう)と言います。
私たちが生まれる前には、両親、そのまた両親がいるからです。
そして、人が亡くなった時にも、Happy Continuatin  と言います。
亡くなっても、出会った人たちの心の中に、その人がいるからです。
心の中にあるものは、その人の笑顔です。

だから、関係を変えていく必要があります。
ネガティヴなものを、お祝いしていくことができれば、子供たち伝えていけることができます。




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質問者に掲載の許可をいただきました。
ご協力をありがとうございます。



2018,4,30
「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
東京、早稲田大学・戸山キャンパス









2018/05/03

娘にどのように勉強させたら良いですか?/教育者向け2018



(歩く瞑想・戸山公園のバラ)



◯中学2年の娘がいます。
素晴らしい大学に入るには、今の状態では難しい。
プラムビレッジでは、どのように学ぶ勉強しているのでしょうか?

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ブラザー・ファップトゥ

何才ですか?
質問者「14才です」
(笑顔で)遊ばせてあげてください。
子供に過剰にやらせてしまうことを学校でやってしまう。
たくさんやらせてしまうことは、毒になります。

宿題はいいことです。
問題は、この先生も宿題、あの先生も宿題。
すべての先生が宿題をやらせようとすることです。(会場も笑)
子供たちは、宿題をやりたくないとなってしまう。
中学の時に学んだことは、自分の中の残ってません。
こういうことを言ってしまうと、次から日本に入れてもらえなくなるかもしれない。シークレット(笑)
適切な量があることを、覚えていてください。

次回はぜひ、お嬢さんの先生を、このプログラムに招いてください。
そうすれば、勉強することが、どう学ぶことかが分かります。
そうすれば、子供たちは学びたくなります。

やらせようとすると、子供たちの恐れの中の種に、水をあげることになります。
アインシュタインは、すべての子供たちは天才だと言います。
魚に木に登れといえば、バカだと思うでしょう。


(通訳がバカといった日本語を真似て上手な発音。会場も笑)



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質問者に掲載の許可をいただきました。
ご協力をありがとうございます。



2018,4,30
「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
東京、早稲田大学・戸山キャンパス







2018/05/02

子供たちへ伝える4つの栄養の話/教育者向け2018/法話後半



(歩く瞑想)


「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
法話・後半



(前半からの続き・ここで鐘を招く・呼吸を味わう)



シスター・ランニェム

自分の呼吸の帰ってきていれば、充分です。
過去の考えや、未来の思考に、囚われてしまわないように。
私たちは、囚われてしまいやすいです。
今この瞬間に、何が起こっているか、気づく必要があります。
自分が今ここにいて呼吸が入っていることに気づく、それがマインドフルネスです。

家の部屋から居間へ行く時、
家から駅へ行く時、
歩いてることに気づく。

私たちの日々の中で、行うことができることが大切です。
マインドフルネスのために、特別な時間を作る必要はありません。
私たちが、呼吸に気づくことが大切です。
それを学校で教えてくれません。
私は、約20年間、学校に通いましたが、誰も教えてくれませんでした。
それを教えてくれたのは、ティク・ナット・ハンでした。






特に、自分自身に問題を抱えている時に、自分自身から逃げてしまうことになります。
なぜかというと、心地よいものを探して、不快なものを避けてしまう。
私たちは、自分の中に心地よい感覚を、常に探し求めています。
体の中に不快な感覚を感じてしまうと、そこに帰ってきたくなくなります。
例えば、不快なものを何かに変えてしまう。
ネット、買い物、お酒。
自分自身に、どのように帰ってきたらいいか知らないからです。

例えば、家に帰って、教えてきて疲れて、気分が良くない。
インターネットを見たらいいかなと思い、それは時間の無駄だと本当は分かっている。
お酒を飲もうか。それも飲まない方がいいとわかってる。
選ぼうとするのは、苦しみが楽になると思うからです。
ネットを見ること、酒を飲むこと、フラストレーションに関係しています。
もし、自分が呼吸に帰ってくることができたら、「ああ、今日は大変だったんだ」と気づくことができます。
自分の内側に、傷ついてると気づくことができる。
もし、自分の内側にある傷と呼吸ができれば、痛みが和らいでいきます。
傷を抱きしめることができれば、和らぎます。
例えば、泣いている子供を抱きしめれば、子供は穏やかになります。
そのように自分の気持ちをケアできれば、ネットやお酒を飲まなくて済むことになります。
それが子供たちへ伝えることができることです。
どのように、自分の感情や痛みを取り扱うことができるか。
自分の苦しみを見つめることができれば、苦しみに名前を付けることができます。
例えば、悲しみ、憂鬱だとします。
今まで自分はこうなるまで、どのようなことをしてきたのか、見て行きます。
私が仏教で教わったことは、何も食べ物なしで生き残ることはできないということ。
それが、植物でも動物でも人間でも、例え感情でも、生き残ることができないのです。
鬱状態に対しても、同じことが言えます。
今まで、どのようなことをしてきたか、どんなものを見たか、どんな会話をしてきたか。
鬱状態になるには、その源に気づいていく必要がああります。
その源を断つことができれば、変わります。
怒りに対しても言えます。
喜びに対しても言えます。
もし自分の幸せの元を絶ってしまえば、そこに戻ることができなくなります。
怒りに対して、何が与えているのか。
喜びに対して、何が与えているのか。






子供たちへ伝える、4つの栄養の話(四食・しじき)

①食べられる物
口から入れる食べる物があります。
食べ物、毒、ドラッグ。
何を食べるかというよりも、どのように食べるかも大切です。

②自分の感覚
食べる時に、自分の五感を使って食べています。
目にすること、聞く、匂い、触れる、考えが入ってくる、それが毒になることがある。
何度も笑い声を聞いてると、自分の中に蓄積していきます。
人々が泣いてる姿を見れば、泣いてる姿が自分の中に入ってきます。
だから、笑顔も他の人に提供できる食べ物になります。
想像してみてください。
1000人の人の前に立って、みんなが無表情でいたら、やる気がなくなってしまいます。
子供たちの前に立つ時、笑顔でいることが重要になります。

③望み
有名になりたい。お金持ちになりたい。
そう思う人がいます。
そのような望みを持っていたら、自分を損なっていくことになります。

望みの中には、豊かにさせてくれる物もあります。
日本で滞在する時もサンガの仲間が、私たちを支えてくれます。

④意識、コンシャスネス
ある人が常に文句を言っていたとすると、その人のそばにいるとその人の意識を吸収してることになります。
暴力的な地域にいれば、そういう暴力的な意識を取り入れることになります。

個人的な意識
私たちはリトリートなどで個人的な相談を聞きます。
苦しみを分かち合う。
その人の苦しみを私たちは吸収しています。
苦しみを分かち合った後は、自分たちのケアをする必要があります。
喜びに触れて、世界の喜びに触れて、ケアすることができます。
例えば、同僚で苦しみを抱えた人がいた場合、常にその人といるのではなく、
自分自身の時間を持つ必要があります。
そうでなければ、その人の苦しみを分かち合うことができなくなります。

集団の意識もあります。
地域、学校などの集団意識を吸収してることもあります。
自分自身に栄養を与えているものが何なのかを知ること気づくことで、選択して水を与える。
意識を向けることができます。
私たちを豊かにしてくれるものを、選ぶことができます。
また、自分の苦しみに栄養を与えているものを、断つことができます。

歌う瞑想や座る瞑想は、私たちに豊かな栄養を与えてくれます。
皆さんが実践できるようになれば、子供たちへ伝えることができます。

今はADHDが増えています。
彼らは周りの刺激が多く、どのように選択したらいいのか知らないからです。





(歩く瞑想・戸山公園のテッセン)


今日は、マインドフルネスを体験してもらって、
喜びを味わってもらいたいと思います。

マンゴーを言葉で説明すると理解するには時間がかかりますが、
食べれば時間がかからずに分かります。



ーーーーー
法話の後半...シスター・ダウンニェム



2018,4,30
「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
東京、早稲田大学・戸山キャンパス


プラムビレッジ
シスター・ランニェム(フランス)
ブラザー・ファップトゥ(フランス)
シスター・ダウンニェム(香港)
ブラザー・ファップヒエン(香港
シスター・チャイニェム(フランス)









2018/05/01

子供たちはあなたの行動の真似をします/教育者向け2018/法話前半


(歩く瞑想・戸山公園)


「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
法話・前半



ブラザー、ファップトゥ

私はとても先生を敬っています。
先生に敬意を称します。(ゆっくりお辞儀をする)

プラムビレッジでは、先生のための集まりをしています。
なぜ、先生のために開くのか?とタイ(ティク・ナット・ハン)に聞いたことがあります。
タイは、先生はストレスがあるからと言いました。
校長先生から、保護者から、生徒から。
生徒も20年前から変わってきています。
先生を救わないといけない。
タイが言ったのは、マインドフルネスを伝えれば、先生を救うことができる。
だから、先生を救え、と。
なぜなら、先生の幸せは、皆さんの手の中にあるからです。

私たちは、先生たちを助ける前に、自分たちを助ける必要があります。
僧侶であることは、マインドフルネスであるようにしています。





(歌う瞑想)


さっき、何の歌を歌ったか覚えてますか?
会場沈黙)
マインドフルであれば、何の歌を歌ったか覚えているはずです。
子供たちは何を歌ったか覚えています。
努力はいらないんです。

歌は、私自身にも平和をもたらしてくれます。
プラムビレッジの歌は、歌詞が平和のキーワードになっています。
ぜひ、マインドフルネスを持って帰ってもらいたいと思います。
曲もいろいろあります。ロック、メタル
マインドフルになる曲を選ぶ必要があります。
私はクラシックが好きです。
プラムビレッジの歌も歌います。

先ほどの座る瞑想も短い時間でしたが、良い時間でした
私は、(座る瞑想を担当した)シスターのガイダンスに気を向けていました。
シスターが、呼吸に気づき、声をかけてくれたか。
それを見ていました。

先生たちは、学校の中で、1時間、2時間、教えた後に、自分の中に緊張が蓄積しています。
短時間の瞑想もリラックスの助けになります。

ただ、学校が許可してくれるかわかりません。
学校の職員室で、瞑想できるかどうか、私にはわかりません。

タイは、学校の中に呼吸の部屋があった方がいいと提案していた。
みんながその部屋へ行って、呼吸に帰るためです。

マインドフルネスに対して話す時は、何か対象があります。
もっともマインドフルネスになりやすい対象は、入る呼吸と出る呼吸です。
呼吸が一番大事というのは、自分の感情を感じさせてくれるからです。
自分が怒ってる時、緊張している時、呼吸に意識を向けて下さい。
とても失礼な子供がいた時、顔がこんな怒った顔になる。
顔や肩に意識を向けて下さい。
すると怒ってると気づく。
自分が怒っていると気づいてない時に、怒鳴ってしまいます。
そうすると、怒った時にどうするかを子供たちに教えていることになります。
話してる時に別の方向を向いているかもしれない、それでも受け取っています。
子供たちは、あなたの行動の真似をします。

でも、子供たちを見てくださいよ、というかもしれない。
こんなに大変だと知って欲しいと感じると思います。

子供を叩きますか?(会場に聞く反応なし)
(通訳が、日本では体罰は今はできないですね、と説明)

私はインドネシア出身で、子供時代に先生が叩くことをした。
20年しても、そのことを覚えている。
でも、私は先生を尊敬してます。
彼らが厳しかったので、私は一生懸命勉強したから感謝している。
インドネシアで、今は叩くことはしません。

子供をしつけるためには多くのエネルギーを必要として、自分が上がったり下がったりすると思います
だから、我々僧侶が集まった時だけでなく、定期的に集まる方が良いと思います

我々は、すべてを、子供たちに教えていることになります。
皆さんの歩き方、話し方、見つめ方を、子供たちは真似ていくことになります。
もし、自分の心や体の緊張を解くことができれば、子供たちに伝えることができます。

私には、日本の教育の知識はないですが、日本に来て皆さんを見ていると、教育は良いと思います。
さっき初めに、真っ直ぐに並んで座っているのを、シスターから曲がっても良いんですよと言われてましたね。
それぐらいキチンとしています。
時間にも正確だし、問題はないと感じてます。
ただ1つ、考えていただきたいことがあります。
我々は、機械では無く、人間に対して語っています。
だから、キチンと列は真っ直ぐにとか、子供たちに言ってしまう。
確かにそうする必要の時もありますが、
それをする時に強制しても、それをなぜするのかを、説明する必要があります。


(ここで鐘を招く・会場全体で沈黙・呼吸を味わう)





(戸山公園のバラ)



ベルでリラックスします。

皆さんはベルを持ってますか?
マインドフルな呼吸は、いつでもどこでも、自分がやりたいと思った時に出来ます。

皆さん、地下鉄に乗る方もいますね。
地下鉄に乗ってる時に、呼吸のプラクティスができます。

息が入る出る。
その時に忘れていけないのは、微笑むことです。
微笑むと顔の緊張が取れます。
そうすると、子供たちも気づきます。
こんな風に「カワイイ~(日本語で)」(会場笑い)
自分自身が変化すると、周りも変わっていきます。

ヨーガにも、笑うヨーガがあります。
笑顔の練習の方法が3つあります。

1つは、女性なら持っていると思いますが、鏡。
うまくできない人は、鏡を見てください。

2つ目は、トイレで鏡を見てください。

3つ目は、プッシュ アップ!Push Up
(会場にも促す)
はい、人差し指を出して(両手の人差し指を立てる)
そして、口の脇に当てて(指を唇の両端に当てる)
Push UpPush Up (笑)
はい、こうして練習してください。(会場も一緒にやりながら笑う)



ーーーーー
法話の前半...ブラザー・ファップトゥ




2018,4,30
「教育者のためのマインドフルネス・デイ」
東京、早稲田大学・戸山キャンパス


プラムビレッジ
シスター・ランニェム(フランス)
ブラザー・ファップトゥ(フランス)
シスター・ダウンニェム(香港)
ブラザー・ファップヒエン(香港
シスター・チャイニェム(フランス)