2020/11/25《プラムビレッジ式・歩く食べる瞑想・怒り読書会①》
第23回 ほびっと村瞑想会・レポート 東京、西荻窪にて
感染が増えた報道が続く中で、オンライン視聴ご参加も新設したハイブリッド瞑想会。
キャンセルもあり少人数で開催しました。
オンライン視聴はなし。それも良し。
ティク・ナット・ハン師はベトナム戦争の最中、平和活動を続ける中で弟子を空爆で失い、再建した村を空爆で失っても再建し続けました。
怒りがないわけではありません。
怒りを抱きしめて、誰をも敵にはせずに、本質を見極め続けた原動力は、怒りを変容させる瞑想にあると、私は感じます。
この本を何度も読む度に、繰り返し染み込んでくる慈悲の本質があります。
それを皆さんと一緒に味わってみたいと、読書会つき瞑想会を来年3月まで毎月行います。
◯読書会「怒り〜心の炎の静め方」第1回「はじめに」「第1章」
瞑想ガイドが本を音読して、一区切り毎に鐘を招き、そこまで聞いた内容を味わいました。
「クリスチャンの女性が、夫婦仲が悪化して自死寸前で、ティク・ナット・ハンの法話を聞いて大きな気づきを得て、瞑想合宿へ参加して、思いやりを持って話を聞くための実践を身につけて帰宅して、怒りに苦しむ夫へ慈愛に満ちた言葉をかけて、夫と和解する。」
エピソード要約。
本編のエッセンスが詰まった、重要な部分です。
読書後に参加者の感想シェアリング時間。
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◯歩く瞑想、10分
その流れで、ティク・ナット・ハンが平和活動で深い悩みの時に、
部屋の中を歩く瞑想したエピソードを話し、小さな軽い軽い苛立ち(怒り)を
歩く瞑想で変容する実践をしました。
部屋の中を呼吸とともにリズムを感じて歩きます。
怒りに微笑みながら。
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(休憩、手を洗って食べる準備)
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◯食べる瞑想
私たちは食べた物からできている。
意識して毒を避けて情報も選んで取り入れましょう。
ティク・ナット・ハンと友人のエピソードを本から紹介して、
なぜミカンを食べる瞑想が大切なのかをお伝えしました。
目の前にあるミカンはどこから来たのか?
皆さんに想像していただきながら対話して、ここにある実感を感じてもらいました。
ミカンを眼耳口舌心で感じていただきます。
感想をシェア。
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◯ダルマシェアリング
思いやりを持って深く聞く練習は、最後にシェアリングでも毎回行なっています。
真実をただ話す、ありのままにただ聞く。
安心安全の場をみんなで作る。
それぞれに受け取ったこと、感じたことをシェアしました。
最後に鐘の音を招いて、
この場に集った人たちへ感謝の合掌、
この社会と自然と世界へ感謝の合掌をして終了しました。
初めてプラムビレッジ の瞑想実践に触れた方、
オンラインで瞑想会に参加してるけれどリアルの場に参加したかった方。
それぞれに今の自分を労わり、仲間と一緒に瞑想する空間で、
様々な気づきを体験していただけた様でした。
「怒りを正面から取り扱うことは珍しいので、また参加します。」とご感想をいただきました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
隣の本屋ナワプラサードで「怒り」の本を購入していただき、ありがとうございます。
本をお持ちでない方でも、参加できる内容です。
「怒り〜心の炎の静め方」読書会 第2回「第2章、第3章」ミニワークつき、
歩く瞑想、小石の瞑想、シェアリング、予定です。
関東の感染対策の情勢が変化する中です。
だからこそ、瞑想を通して、心の安定と穏やかさ労わりのじかんが大切です。
3週間経った後の祝日。静かに瞑想する場をご用意します。
*皆様から頂戴した参加費の一部は、
ティク・ナット・ハン師のコミュニティ、プラムビレッジへ寄付いたします。
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◯ほびっと村瞑想会について
2019年秋に立ち上げた、有志による瞑想部。
メンバーによる企画で、様々な瞑想や坐禅を紹介する活動です。
東京、西荻窪、ほびっと村学校の和室にて、開催しています。