2020/11/30

みかんを食べる瞑想/心の炎の静め方・11月の瞑想会レポート

 


2020/11/25《プラムビレッジ式・歩く食べる瞑想・怒り読書会①

第23回 ほびっと村瞑想会・レポート  東京、西荻窪にて



感染が増えた報道が続く中で、オンライン視聴ご参加も新設したハイブリッド瞑想会。

キャンセルもあり少人数で開催しました。

オンライン視聴はなし。それも良し。


ティク・ナット・ハン師はベトナム戦争の最中、平和活動を続ける中で弟子を空爆で失い、再建した村を空爆で失っても再建し続けました。

怒りがないわけではありません。

怒りを抱きしめて、誰をも敵にはせずに、本質を見極め続けた原動力は、怒りを変容させる瞑想にあると、私は感じます。

この本を何度も読む度に、繰り返し染み込んでくる慈悲の本質があります。

それを皆さんと一緒に味わってみたいと、読書会つき瞑想会を来年3月まで毎月行います。





《タイムスケジュール》

◯読書会「怒り〜心の炎の静め方」第1回「はじめに」「第1章」

瞑想ガイドが本を音読して、一区切り毎に鐘を招き、そこまで聞いた内容を味わいました。

「クリスチャンの女性が、夫婦仲が悪化して自死寸前で、ティク・ナット・ハンの法話を聞いて大きな気づきを得て、瞑想合宿へ参加して、思いやりを持って話を聞くための実践を身につけて帰宅して、怒りに苦しむ夫へ慈愛に満ちた言葉をかけて、夫と和解する。」

エピソード要約。

本編のエッセンスが詰まった、重要な部分です。

読書後に参加者の感想シェアリング時間。


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◯歩く瞑想、10分

その流れで、ティク・ナット・ハンが平和活動で深い悩みの時に、
部屋の中を歩く瞑想したエピソードを話し、小さな軽い軽い苛立ち(怒り)を
歩く瞑想で変容する実践をしました。

部屋の中を呼吸とともにリズムを感じて歩きます。
怒りに微笑みながら。


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(休憩、手を洗って食べる準備)


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◯食べる瞑想

私たちは食べた物からできている。
意識して毒を避けて情報も選んで取り入れましょう。

ティク・ナット・ハンと友人のエピソードを本から紹介して、
なぜミカンを食べる瞑想が大切なのかをお伝えしました。

目の前にあるミカンはどこから来たのか?
皆さんに想像していただきながら対話して、ここにある実感を感じてもらいました。

ミカンを眼耳口舌心で感じていただきます。

感想をシェア。


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◯ダルマシェアリング

思いやりを持って深く聞く練習は、最後にシェアリングでも毎回行なっています。

真実をただ話す、ありのままにただ聞く。
安心安全の場をみんなで作る。

それぞれに受け取ったこと、感じたことをシェアしました。


最後に鐘の音を招いて、
この場に集った人たちへ感謝の合掌、
この社会と自然と世界へ感謝の合掌をして終了しました。


初めてプラムビレッジ の瞑想実践に触れた方、
オンラインで瞑想会に参加してるけれどリアルの場に参加したかった方。

それぞれに今の自分を労わり、仲間と一緒に瞑想する空間で、
様々な気づきを体験していただけた様でした。

「怒りを正面から取り扱うことは珍しいので、また参加します。」とご感想をいただきました。
ご参加いただき、ありがとうございました。

隣の本屋ナワプラサードで「怒り」の本を購入していただき、ありがとうございます。

本をお持ちでない方でも、参加できる内容です。


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◯瞑想会の開催情報


最新情報は「瞑想会ご案内」ページ でお知らせします。



Z次回は、12/23(水)です。

東京、西荻窪ほびっと村学校にて。オンライン視聴もあり。

「怒り〜心の炎の静め方」読書会 第2回「第2章、第3章」ミニワークつき、
歩く瞑想、小石の瞑想、シェアリング、予定です。

関東の感染対策の情勢が変化する中です。

だからこそ、瞑想を通して、心の安定と穏やかさ労わりのじかんが大切です。

3週間経った後の祝日。静かに瞑想する場をご用意します。

*皆様から頂戴した参加費の一部は、
ティク・ナット・ハン師のコミュニティ、プラムビレッジへ寄付いたします。





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◯ほびっと村瞑想会について
2019年秋に立ち上げた、有志による瞑想部。
メンバーによる企画で、様々な瞑想や坐禅を紹介する活動です。
東京、西荻窪、ほびっと村学校の和室にて、開催しています。






2020/11/10

くつろぐ歩く座る・10月の瞑想会レポート


 

2020/10/14《プラムビレッジ式・くつろぐ歩く座る瞑想

第21回 ほびっと村瞑想会・レポート  東京、西荻窪にて


駅から徒歩2分、ほびっと村学校、20畳の畳の部屋でリアル対面で行いました。


簡単にティク・ナット・ハン師の紹介をして、直ぐにくつろぎの瞑想からスタート。


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《瞑想会の内容》2時間
◯くつろぎの瞑想(トータルリラクゼーション)
◯歩く瞑想
…トイレ休憩…
◯座る瞑想
◯ダルマシェアリング(心から話し思いやりを持って聞く実践)


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◯くつろぎの瞑想、20分

ライブで行いました。
・寝ないように意識を保つと深い瞑想になります。
・もしも寝てしまっても、体が必要としているので構いませんが、もったいないです。
・鐘を招く、鐘の音を聴く時の説明。

横たわり、鐘の音を全身で受け取ります。

ガイドの声にそって、自分の体の1つ1つの部分へ、慈しみと労わりの眼を向けていきます。
床は体が溶け込んでいくたびに、心も体もくつろぎます。
緊張を手放した体で、解放された意識がありのままを見つめる静けさに浸ります。

プラムビレッジの瞑想の歌を2曲、子守唄のように浴びて、いま生きている喜びを受け取ります。
ゆっくりと目覚めて体を丁寧に動かして起きます。


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◯歩く瞑想、15分

20畳の畳の部屋で円を作って歩く。

ティク・ナット・ハン師が平和活動していた時に支えとなっていた歩く瞑想のエピソード。
歩く瞑想のイメージ。
歩く瞑想のやり方。呼吸とリズム、今日一緒に歩く言葉を選ぶ。
「ここについた」歌を歌う。

🍀歩く速度を選ぶ方法(今回新しく取り入れて好評)
歩く円を二重に作ります。
外側の円…普通の速度(初めは全員で外の円を歩く)
内側の円…ゆっくり速度(ゆっくり歩きたくなったら移る)


*感想*
室内で歩く瞑想をすると、一列で前の人を追い抜きたくなる葛藤や、ゆっくり歩くために心身が緊張してしまう人も多くいます。

また、自分の呼吸のリズムで普通に歩くと、徐々にゆっくり歩きたくなることがある。
それを2つのルートを利用して実験してみました。結果、大成功。

普通ルートからゆっくり内側へ移り、体が緩むのを感じる。呼吸が穏やかになり整う。その整ったまま外側へ移ると、呼吸も心身もそのままで流れに乗っている心地を味わえる、今がある。

歩く瞑想の応用になるが、シスターがランニングもできると言っていた。
速度の変化へ慣れると、日常の街中でも速度が速いままでも歩く瞑想ができるようになる気づきの実践。


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◯座る瞑想、ガイド瞑想、15分

長く座れる座り方を選ぶ。
瞑想の時に起こりやすいこと、思考への対処。
ガイド瞑想の流れの説明。

呼吸の瞑想(アーナパーナサティ)をガイドして瞑想。


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◯ダルマシェアリング、15分

心から話す、思いやりを持って聴く。
安心安全な場を作るための説明。

それぞれの言葉に耳を傾けて、沈黙の時は座る瞑想を続ける。
(シェアリングの中で聞いたことは、本人が話す以外は外に出しません)


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*ご感想
・2時間があっという間だった。
・くつろぎの瞑想から歩く座る、すべてが繋がっていた。
・くつろぎの瞑想が、歩く座る瞑想よりも深かったことに驚いた。など
・プラムビレッジ式、初体験4人。参加者5人。

皆さん、始終穏やかで好奇心を持って、1つ1つを味わって体験してくださいました。
ご参加いただき、ありがとうございます。


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《編集後記》

スタッフは私だけで写真はなし。それも良きかな。
写真は、当日のスタッフメンバー。
ティク・ナット・ハンの書、大きな鐘、小さな鐘。
瞑想ガイドに使った3冊。


瞑想案内人、吉房 泰子



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◯瞑想会の開催情報

次回は、2020年11/25(水)東京・西荻窪です。

最新情報は「瞑想会ご案内」ページ でお知らせします。




◯ほびっと村瞑想会について
2019年秋に立ち上げた、有志による瞑想部。
メンバーによる企画で、様々な瞑想や坐禅を紹介する活動です。
東京、西荻窪、ほびっと村学校の和室にて、開催しています。