2020/11/10

くつろぐ歩く座る・10月の瞑想会レポート


 

2020/10/14《プラムビレッジ式・くつろぐ歩く座る瞑想

第21回 ほびっと村瞑想会・レポート  東京、西荻窪にて


駅から徒歩2分、ほびっと村学校、20畳の畳の部屋でリアル対面で行いました。


簡単にティク・ナット・ハン師の紹介をして、直ぐにくつろぎの瞑想からスタート。


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《瞑想会の内容》2時間
◯くつろぎの瞑想(トータルリラクゼーション)
◯歩く瞑想
…トイレ休憩…
◯座る瞑想
◯ダルマシェアリング(心から話し思いやりを持って聞く実践)


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◯くつろぎの瞑想、20分

ライブで行いました。
・寝ないように意識を保つと深い瞑想になります。
・もしも寝てしまっても、体が必要としているので構いませんが、もったいないです。
・鐘を招く、鐘の音を聴く時の説明。

横たわり、鐘の音を全身で受け取ります。

ガイドの声にそって、自分の体の1つ1つの部分へ、慈しみと労わりの眼を向けていきます。
床は体が溶け込んでいくたびに、心も体もくつろぎます。
緊張を手放した体で、解放された意識がありのままを見つめる静けさに浸ります。

プラムビレッジの瞑想の歌を2曲、子守唄のように浴びて、いま生きている喜びを受け取ります。
ゆっくりと目覚めて体を丁寧に動かして起きます。


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◯歩く瞑想、15分

20畳の畳の部屋で円を作って歩く。

ティク・ナット・ハン師が平和活動していた時に支えとなっていた歩く瞑想のエピソード。
歩く瞑想のイメージ。
歩く瞑想のやり方。呼吸とリズム、今日一緒に歩く言葉を選ぶ。
「ここについた」歌を歌う。

🍀歩く速度を選ぶ方法(今回新しく取り入れて好評)
歩く円を二重に作ります。
外側の円…普通の速度(初めは全員で外の円を歩く)
内側の円…ゆっくり速度(ゆっくり歩きたくなったら移る)


*感想*
室内で歩く瞑想をすると、一列で前の人を追い抜きたくなる葛藤や、ゆっくり歩くために心身が緊張してしまう人も多くいます。

また、自分の呼吸のリズムで普通に歩くと、徐々にゆっくり歩きたくなることがある。
それを2つのルートを利用して実験してみました。結果、大成功。

普通ルートからゆっくり内側へ移り、体が緩むのを感じる。呼吸が穏やかになり整う。その整ったまま外側へ移ると、呼吸も心身もそのままで流れに乗っている心地を味わえる、今がある。

歩く瞑想の応用になるが、シスターがランニングもできると言っていた。
速度の変化へ慣れると、日常の街中でも速度が速いままでも歩く瞑想ができるようになる気づきの実践。


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◯座る瞑想、ガイド瞑想、15分

長く座れる座り方を選ぶ。
瞑想の時に起こりやすいこと、思考への対処。
ガイド瞑想の流れの説明。

呼吸の瞑想(アーナパーナサティ)をガイドして瞑想。


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◯ダルマシェアリング、15分

心から話す、思いやりを持って聴く。
安心安全な場を作るための説明。

それぞれの言葉に耳を傾けて、沈黙の時は座る瞑想を続ける。
(シェアリングの中で聞いたことは、本人が話す以外は外に出しません)


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*ご感想
・2時間があっという間だった。
・くつろぎの瞑想から歩く座る、すべてが繋がっていた。
・くつろぎの瞑想が、歩く座る瞑想よりも深かったことに驚いた。など
・プラムビレッジ式、初体験4人。参加者5人。

皆さん、始終穏やかで好奇心を持って、1つ1つを味わって体験してくださいました。
ご参加いただき、ありがとうございます。


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《編集後記》

スタッフは私だけで写真はなし。それも良きかな。
写真は、当日のスタッフメンバー。
ティク・ナット・ハンの書、大きな鐘、小さな鐘。
瞑想ガイドに使った3冊。


瞑想案内人、吉房 泰子



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◯瞑想会の開催情報

次回は、2020年11/25(水)東京・西荻窪です。

最新情報は「瞑想会ご案内」ページ でお知らせします。




◯ほびっと村瞑想会について
2019年秋に立ち上げた、有志による瞑想部。
メンバーによる企画で、様々な瞑想や坐禅を紹介する活動です。
東京、西荻窪、ほびっと村学校の和室にて、開催しています。