2022/07/07

今ここにあれば過去も未来も手放せます

 
















2018,5,3「富士山リトリート」


1日目_オリエンテーション(前半)



ブラザー・ファップトゥ



今日は、歩く瞑想がありました。

歩く瞑想の時は、みんなで歩きました。


その後は、食べる瞑想がありました。

みんなですることで、集合的な力が生まれます。

自分だけで実践することは、難しいと思う人もいると思います。



私たちは、みんなで実践することを、川の流れのようにと言います。

私たち一人一人が、ひとしずくの水です。

あなたが、一滴の水として、実践していれば乾いてしまいます。


虎というのは森の中に住んでいます。

虎が森の中から出てきて、街に行くととても危険です。

警察とかに捕まってしまうかもしれない。

私たちが実践する時も同じです。

集合的な力が必要です。



ここでやっている実践の主なものは、マインドフルネスです。

マインドフルネスをプラムビレッジでする時は、いろんな言葉を使います。


「私は家についた(I have arrived)」という言葉を聞いたと思います。


それをプラムビレッジの印(通訳まま:ガーター偈?)と言います。

ついたということは、今ここに着いたということです。


普段私たちの体は、ここにいても心はどこかへ行ってしまいます。

私たちの家は、ここにあるのです。

吸う息吐く息を、ここを向けると戻ってきます。

吐く息も、ここにあります。

吸う息も吐く息も、とても素晴らしいものです。


だから今回のテーマは、

今ここにあれば過去も未来も手放せます。


常に明日何をしようかと考えている。

計画をしては、いけないと言ってるのではありません。

計画を立てながらも今ここにしっかり根付いているのです。


未来のことを考えると不安になってしまいます。

過去のことを考えては心配します。

幸せは未来にあると信じて、給料が高ければ幸せになれるとか。

でもいい仕事が手に入って、実際はどうなるでしょうか?


実際は、もっと先のことを考えてしまう。

喉が渇いたみたいなものです。

未来の不安とか過去への後悔を手放すのです。

今あなたが生きる瞬間は、ここにあるのです。





鐘を招く





1日目・後半へ続く(こちら)



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2018,5,3 富士山リトリート

Peace is the Breathing, Joy is the Walking



1日目・夜の法話...ブラザー・ファップトゥ