2018,5,3「富士山リトリート」
1日目_オリエンテーション(前半)
ブラザー・ファップトゥ
今日は、歩く瞑想がありました。
歩く瞑想の時は、みんなで歩きました。
その後は、食べる瞑想がありました。
みんなですることで、集合的な力が生まれます。
自分だけで実践することは、難しいと思う人もいると思います。
私たちは、みんなで実践することを、川の流れのようにと言います。
私たち一人一人が、ひとしずくの水です。
あなたが、一滴の水として、実践していれば乾いてしまいます。
虎というのは森の中に住んでいます。
虎が森の中から出てきて、街に行くととても危険です。
警察とかに捕まってしまうかもしれない。
私たちが実践する時も同じです。
集合的な力が必要です。
ここでやっている実践の主なものは、マインドフルネスです。
マインドフルネスをプラムビレッジでする時は、いろんな言葉を使います。
「私は家についた(I have arrived)」という言葉を聞いたと思います。
それをプラムビレッジの印(通訳まま:ガーター偈?)と言います。
ついたということは、今ここに着いたということです。
普段私たちの体は、ここにいても心はどこかへ行ってしまいます。
私たちの家は、ここにあるのです。
吸う息吐く息を、ここを向けると戻ってきます。
吐く息も、ここにあります。
吸う息も吐く息も、とても素晴らしいものです。
だから今回のテーマは、
今ここにあれば過去も未来も手放せます。
常に明日何をしようかと考えている。
計画をしては、いけないと言ってるのではありません。
計画を立てながらも今ここにしっかり根付いているのです。
未来のことを考えると不安になってしまいます。
過去のことを考えては心配します。
幸せは未来にあると信じて、給料が高ければ幸せになれるとか。
でもいい仕事が手に入って、実際はどうなるでしょうか?
実際は、もっと先のことを考えてしまう。
喉が渇いたみたいなものです。
未来の不安とか過去への後悔を手放すのです。
今あなたが生きる瞬間は、ここにあるのです。
鐘を招く