2018,12,30 質疑応答
(1つ目の質問は、前の記事)
◯質問
2つ目の質問は、
法話の中でシスターがマインドフルネスはライフスタイルだと言いました。
水曜の法話ビギニング・アニューの中でもクリスチャンもマインドフルネスを学ぶことがありますと言いました。
実践と5つのマインドフルネス・トレーニングとの違いは何でしょうか?私はうまく受け止められないんですが。
もしマインドフルネスを日々練習していたら、どうして5つのマインドフルネス・トレーニングを受けなくちゃいけないんでしょうか?
トレーニングを受けるということの意味はなんですか?
◯シスター
それから、2つ目の質問について。
5つのマインドフルネス・トレーニングの実践について。
すでに充分に、あなたはプラクティスのことを分かっていますね。
この5つのマインドフルネストレーニングの文章は、あなたに気づきをもたらしてくれます。
気づきをもたらすとは、すべての状況において、何が起こっても、すぐその場で気づいて、何をしたら良いか分かることです。
これは何なんだろう、この瞬間に何が起こっているのだろう。
彼女がこういった表情した時には、何が起こっているんだろうと気づくことができる。
でも私たちは、お互いが話す時に、顔を見て話すということはしませんね。
顔を見ないで話すことが多いですよね。
ですから、顔と顔を見ながら話すということが大切です。
そうすることがマインドフルであることです。
その瞬間に何が起きているか分かることです。
だから、これが5つのマインドフルネス・トレーニングを実際に日常にもたらすということです。
このトレーニングを受け取ったことが重要ということではありません。
でも、それを受け取ると自分と約束します。
本当に自分は日常に、人生に変容をもたらしたいんだ。
そんな風に自分と約束をする、決意するために、5つのマインドフルネス・トレーニングを受け取る。
例えば、私は尼僧ですから肉は食べません。もし肉が大好きだとしても食べません。
だから、私がこういった外見をしていると、やり続けることを助けてくれます。
私たちが中国へ行っても、このような服装をしていると、ベジタリアンだなと気づいてくれて、食事もベジタリアンのものを提供してくれるんです。
ですから、自分が決意をハッキリしていくと、そちらに真っ直ぐ向かっていくことを助けてくれます。
トレーニングを受けなくても、自分が「よし、やるぞ」と決められるけれど、5つのマインドフルネス・トレーニングを受けたい時には、本当にそれを受けたいんだ、こういった人生を送りたい時に受けると良いですね。
私はこれを受けたんだと、他の人にも、はっきり決意したことを伝えることもできます。
ですから、自分で思っているだけよりも、ちゃんとやることができると思うんです。
私も自分の兄弟に対して、そんな感じでした。
私は本当にそうしたいんだ、本当に今までとは違う風になりたいんだと。
でも同時にそう思ってるだけで、やらない、怠け者になることもできます。
でも、私はやるんだと周囲に伝えました。
「そうか、彼女はやるんだ」と思ってくれる人が周りにいると、もうやらなきゃという状況になるわけです。笑
ですから、マインドフルネス・トレーニングを受け取ったら、奥さんに「ほらほら、受け取ったんだ」と見せると良いと思います。(会場、大笑い)
周りに見てる目があるから、やらなきゃっていう状況になります。(会場、笑い)
多くの人は「こんなトレーニング取るほどのことは出来ないや」と思う人もいるんです。
例えば、1つ目だけ取るかな?2つ目だけ取るかなぁ?3つ目がだいたい好きなんです。(会場、大爆笑)(3つ目の項目は「真実の愛」)
(笑いながら)何か問題があるのかな?って感じですよね。(会場、大笑い)
自分が、どれだけ強くなれるか弱くなれるか、それは、どれだけ自分が強い決意をできるか?
そして、それを受け取りたいか?だと思います。
グッドラック。
(3回、鐘を招く)
12/30 質疑応答の法話、終了。
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法話、2018,12,30 タイ・コアサンガ・リトリート
シスター・ドゥアン・ニェム
ブラザー・ファップ・ニェムン
2018,12月・質疑応答
*5つのマインドフルネス・トレーニング
【用語解説】法話ことば集を参照
写真は2017年来日ツアー、富士山リトリート
5つのマインドフルネス・トレーニング授与式にて