2019/09/29

本当の家に帰り魂のバッテリーを充電する/シスター・アナベル





シスター・アナベル、法話①

この体を感じましょう。
この体は色んな年齢を経て、
血のつながり先祖、精神的なつながりの先祖に繋がってます。
だから疎かにできません。

全世界が、この体の中に存在しています。
だから、この体を精魂込めてお世話しなければならない。
花を世話するように手入れをしていかなければなりません。
究極の次元です。


ここに来て歌を歌いました。
I have a arrived.  I am home.
歌の通りに、ここが我が家です。
どこにいても、ここが故郷です。

この歌のプラクティスの通り、
ここはタイですが、マレーシアであっても。
マグノリア樫の木、いろいろな木があります。
一歩一歩、本当の我が家へ。
どこに行こうとも我が家を自分たちの所へ持ってきます。
携帯電話よりも有益です。


今ここに時計の音(柱時計のチャイム)で帰ってきます。
どこにいく必要もない、何もする必要がありません。
家に久しぶりに帰ったら、Home sweet home.(愛しい我が家)
本当にリラックスして帰ってきたな、と思います。

でも数日も経てば、当たり前になります。
もっと他のものがないかと、未来のどこかにないか、外を探すようになります。
極楽天国は、どこか他の所にあると。ブッダもキリスト教も。
それが未来への希望。

でも本当の奇跡は、ここにあって、色々なものに取り囲まれて見えなくなっています。
目が見えて耳が聞こえて、それが浄土です。


タイにインタビューした人がいました。
ジャーナリストは、家に帰って休むと言いました。
タイは、本当には伝わらなかったと言いました。

私たちは、苦しみを抱えていますが、地球の上で生きています。
同じように、自然な地球も、物質ではなくて生きた体です。

今ここに生きていて、生きた地球に一歩一歩触れて、癒すことができます。
地球は、開拓して消費していくだけの物資ではありません。
だから、消費していくこと、搾取することを控えねばなりません。


毎朝、瞑想しますね。
何もしないことの大切なプラクティスです。
とても良いことですね。

Lazy day(何もしない日)
寝坊して、法話にいく必要のない日です。(会場、笑)
では、どうやって Lazy day、何もしない日で居られるか?

リトリートでは、電子機器を使わないで、
僧侶たちが世話してくれます。

今、電子機器を置いていても、
もし自宅に帰ってから、あなたたちはどうしますか?
それが大事です。

ここに、自分自身のバッテリーをチャージするために来ています。
充電する必要があります。
本当の家に帰って、魂のバッテリーを充電します。 

そうすれば、電子機器の使い方が変わっているはずです。
リトリートの前と、働き方も変わっているはずです。

これがあなたが参加できるリトリートが最後だと想像してみてください。

歩く。
食べる。
家に帰って、ベルを聴く。

そのようにベルの音を聞けば、自然に呼吸に帰れるはずです。


(鐘の音を招く、呼吸)



シスター・アナベル 法話②へ続く





ーーーーーーーー

法話2018,12,27 タイ・コアサンガ・リトリート


シスター・アナベル 法話 ①
本当の家に帰り魂のバッテリーを充電する/シスター・アナベル

シスター・アナベル 法話 ②

生まれて初めて呼吸した時のように楽しむ/アーナパーナサティ・スッタ

シスター・アナベル 法話 ③

今ここの幸せがあれば過去を変えてくれる/アーナパーナサティ・スッタ






ーーーーーーーー

*シスター・アナベル
イギリス人。タイの最初の西洋人の弟子。
タイが初めて自分の弟子を出家させた時、3人のうちの一人。シスター・チャンコンを含む。