2023/02/26

怒らず止まる、呼吸に還る・五蘊②

 





























シスター・チャンコン 法話

2019,12,28_②


ある青年がゲームしてました、良いゲームじゃなかった。
ネガティブなゲームは良くない。
ネガティブな状況に気づいて変容させることが大切です。
体があって、感情には3つ種類の感情があります。
良い感情、不快な感情、中性な感情。

若い人はたくさん歌を歌いますね。
感覚が心を作っていきます。
恐れは心が生み出すもの。
3つの感覚に根ざして、色々なものが形成されていきます。
恐れに引っ張られないで、イン・アウト、呼吸です。
すぐにリアクションしないことです。

少年が来て聞きました。
サンドイッチを取って、鐘が鳴って、口を開けておどけた。
鐘が鳴ると止まる(止まる瞑想 *)
リトリートが終わると、とても楽しかったと言っていた。

その子が、本を読んでると誰かが叩いて来た。
彼はベルを鳴らす真似をした。
誰かが怒るとベルを鳴らすジョークをやったんです。

立ち止まると、相手が、なぜその行動をしたのかを考えることができる。
そのように、止まって(サマタ)見つめると、深いところで起きていることが見えて来ます。
そして、その行動をした相手にリアクションで反応せずに接することができ、喧嘩になることはない。

携帯に呼吸のメモを入れておいて。


旦那はこんなに酷い、とか、なんで結婚したんだろう?とか。
でも、一旦、止まって、旦那の良い面に目を向ける。
ああいう良さがあったから恋に落ちて結婚したことを思い出す。
そうすれば「なぜああいうことを言ったの?」と落ち着いて聞くことができる。
落ち着いて話すことができたら、誤解とかに目がいって話すことができる。
感覚には、良い、不快、中性な感覚があることを、どの状況でも見つめる必要がある。

耳で人の言葉、歌を聞きます。
深い領域(阿頼耶識 *)へ降りていきます。
それを味わいます、塩っぱい、甘いなどがあります。

もし私を見たら、そのイメージが入ってきます。
エゴを通して私を捉えます。
私のイメージはあなたのエゴを、無意識の深いものを見ています。
本当のその人を見ていません。

それを通して、阿頼耶識へと全部伝わっていきます。
そして感覚、心の形成物が阿頼耶識ヘと降りていきます。
人間は心が1つの所で居続けることはできません。

すべての人に仏性があります。
すべての人がブッダになれます。
観音菩薩、ブッダなどが自分の中に住んでいて。

まずは、怒らず止まる、呼吸に還る。



あるシスターが、ミーティングの場で、弓矢のようにパッと消えてしまった。
彼女はプラクティスをしていたんです。

ミーティングに戻ってきた彼女は
「すみません、怒りを感じて呼吸に還っていました。」と言いました。
自分と深く繋がるために、パッと消えていったんですね。

美しい「種 *」に水をあげる。
どのような時にでも、そのようにすることができます。



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法話、メモより
12/29・2019年 ホリデー・リトリート



*「止まる瞑想」「阿頼耶識」「種」... 法話ことば集 を参照