2023/02/27

間違った見方を消すためにできること・五蘊③












 

















シスター・チャンコン 法話

2019,12,28_③


浅はかな所で争っているのが俗世間です。
ここにいる時には、苛立ちが起きたら、自分の中を見つめて見ましょう。
あなたの中には観音菩薩がいます。

誰かのキツイ言葉を聞いた時、
誰もがキツイ言葉を言おうとは思っていません、その人は苦しんでるからです。
だから、その苦しみを投げてくる人のことを聞く耳を持たなければならない。
深く聞く、観音菩薩。
その状況になった時に、あなたの観音菩薩が愛と平和と。

苦しみのどの中にも、たくさんの人が苦しんでいます。
大きな家族の中で、子供に対しても、
私の中に、旦那さんの中の苦しみ、奥さんの、子供の苦しみを聞く、深く聞く。
観音菩薩が本当に深く耳を傾けてくれている。

もしも、深く聞き理解できれば、状況は変わっていきます。
すべての私が見ている世界は、エゴを通して感覚は狂っている。
深く見て呼び覚ましていきます。


タイは、ベトナムに大きな台風が来た後に、
寄付を募ってお金を届けたり、三日間のリトリートをしました。
私の中の観音菩薩が目覚めました。
そういうことがある度に、私の中の観音菩薩が目覚めます。
慈悲の菩薩が現れてきます。
あなたの自分自身が止まって、
その観音菩薩が被害者へ慈悲のエネルギーが湧いて来て、間違った見方は消えていきます。
誰かが自分に圧力をかけてくることがあって…(通訳困難メモできず)


あなたは少年です。両親は忙しい。
お母さんは、白いシャツを着て、青いズボンを履いてる若い女性でした。
お母さんは、歌い楽しんでるステキな女性だった。
少年が学校に行ったら、白い服と青いズボンで、お母さんそっくりな先生がいた。
土曜日にピクニックに行って、たくさんの女の子の中に、白いシャツ青いズボンの女性がいて一目惚れをした。
お母さんや先生に似た女性を一目で見て判断した。
感覚が判断していない。阿頼耶識 * に眠っているものに反応している。

この人が良いなと思った人は、慣れ親しんだ感覚で良いなと思う。
実際に付き合ってみると、なんて可愛い女の子なんだ、
結婚したい、一千年前から出会っていたんだ。
数年後、そうじゃないということがわかる。(会場、笑)

旅に行ったら、体調を崩してもお母さんはお粥を作ってくれたし、
手作りスープで治ったら、その記憶で疲れた時に、
スープを女性が作ってくれなかったら「なんて怠惰なんだ」と判断するでしょう。
お母さんの生姜汁を思い浮かべてた。

出てこないからって不機嫌になることもできるし、
嫌な顔をしないで、矢のように消えて呼吸して優しく「お粥作ってくれる?」ということもできる。
または、お母さんに電話する、お母さんに習え!という展開もできる。

そういう人と結婚しても、あなたが止まることができれば、関係は続くでしょう。
イメージと違うその人を深く理解して、醜い顔を見せて「なんでだ!」とい代わりに。

いつも両親がしてくれたことをしないからと暴力を振ることせずに、
止まると、お互いが深く耳を傾けて、理解することができます。

お互いに愛し合ってる、怒りを止めて、なぜ怒ったのか?
謙虚に優しく投げかけることができるなら、
育った背景を理解することができらなら、関係は一千年も続くでしょう。


目の見えない人が、象に触れているのと同じです。
足に触れた人は、巨大な柱だと思ってしまう。
別の1人は、耳を触って「象は柔らかいよ」
尻尾を触った人は「象はロープだよ」
ブッダは全員正しいと言った。

あなたの感じている相手は、象と同じで一部でしかない。

人には先祖代々に伝わって来たものを含んでいて、
相手はこういう者だと一部だけで見てしまうのは危険です。
いつも自分の見えているのは、象の一部と同じと知っている方がいいです。





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法話、メモより
12/29・2019年 ホリデー・リトリート



*「五蘊」「阿頼耶識」... 法話ことば集 を参照





「シスターチャンコン・五蘊シリーズ」



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