2018,12,30 質疑応答⑥
◯質問
私はアクセプトするという受け止めることについて苦しんでいます。
例えば不公平だと感じたりするような時に、どうしてそれを受け止めるんでしょう。
この世で、より良い人になって、こんなに不平等に溢れてる社会を、どのように改善していけることができるんでしょうか。
そこに難しさを感じています。
◯シスター *(…中略…)録音の不鮮明
自分を受け止めること。自分を成長させることについて。
難しい質問ですね。
すべてのことを、私達は変えることはできません。
今、難しいと言ったのは、このようなことを扱うためには、実践が必要だからです。
それは簡単なことではありません。
もしも、自分を変えることがうまくできるならば、…
あなたが言っていた「より良い人になる」とは、どんなこと意味してるのでしょうか。
例えば、コミュニティにいる時や、職場で人といる時に、より良い人になりたいというのは、他の人があなたをどう思うか?ということを言っているのかもしれない。
私たちのサンガでは(…中略…)ということを学びます。
(…中略…)
私たちは、より良い人になるために、どうやって気づいていくことができるのか。
誰かから「あなたは間違っている」と指摘された時に、どんなふうに耳を傾けられますか。
そこがまず最初に、あなたが向上していける部分です。
より良くなりたいと思う時は、欠点をなくしたいと思うでしょう。
でも、あなたは既に素晴らしい人になっています。
もしも他の人と共に生きていて…(…中略…)
誰かが僧侶になる時には、ここに3ヶ月、1年、2年、一緒に滞在してもらいます。
コミュニティの中で、どんなふうに行動しているのかを…
(…中略…)
(PV、15分ごとの鐘、呼吸に戻る)
誰かと比較しないことを学んできましたが、言うのは簡単ですが、やることは難しいです。
実践すると、自分を育てることができます。
耳を傾けることを学ぶと、相手が、どうするべきと提案してきた時に、それを聞くことができたら、もうすでに自分は変化を起こしています。
それから、不平等など好ましくない環境になった時に…(…中略…)
私たちが生きてる社会は、そういった構成になっています。
だいたい、そういうことがあると、私達は怒りに包まれます。
本当に怒っているんだということを、正そうとして。
でもブッダの教えは、そういったことではないんです。
もしも、マハトマ・ガンジーの歴史をご存知でしたら、彼がどんなふうに不平等というものに向き合っていたかと知っていたら。
(…中略…)
そこに戦いを起こす、抵抗する、抗うことの代わりに、自ら献身(Sacrifice)していく、より落ち着いた穏やかな方法を学んでいく。
最初にすることは、人々を穏やかな状態にするということです。
状況をどうかしようとしてしまう前に。
だいたい、皆さんは状況に対して戦いの気持ちを抱く。
何が起きているのか、どんなことが起きているかを話し合います。
理解というものが、状況を穏やかにさせます。言葉の暴力ではなく。
だから難しいのです。
難しいということは、できないことじゃないのです。
できるという意味で言っています。
でも、献身(Sacrifice)は難しい。
もしも、穏やかな状態で向き合うことを学んだら、出来ます。
でも、もし自分が穏やかになれないとしたら、まずは実践をする必要があります。穏やかになるために。
私たち僧侶も不平等なことに対して働きかけますが、平和のうちに歩きます。
他の人に、何が正しくて間違っていると戦いのではなくて、どんなふうに(…中略…)
世界のために平和に歩きます。
マンドフルに平和な道によって働きかけます。
だから簡単なことではありません。
まず、より良い道、より良い方法を学ぶ必要があります。
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法話、2018,12,30 タイ・コアサンガ・リトリート
シスター・ドゥアン・ニェム
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*(…中略…)録音の不鮮明のまま記事にしました。
不完全さを、ありのままに掲載。
後日、修正できればと願う。