写真:フェスティバル、投げ輪をする
2018,12,30 質疑応答
真の愛シリーズ①
◯質問(男性)
真の愛についての質問です。4年前に初めてプラムビレッジに来ました。
仏教的な結婚式を望んでいましたが、地元で式をあげることになったので、夢は叶いませんでした。
欲のためのセックスと、日々の生活の中でセックスのエネルギーとどう向き合ったら良いのですか?
(シスターが知らんぷりしているから、会場は大笑い)
◯ブラザー
私が、その質問を受けましょう。(会場、大笑い)
他にも似たような質問が紙にも書いてあります。
「真の愛は、5つのマインドフル・トレーニングの3つ目にあります。私は自分の性的なエネルギーを適切な方法で、使うように尽くします。僧侶は、どのようなやり方で向き合っているのでしょうか?そのヒントを教えてください。」
(会場、大笑い)
まず最初に、性的なエネルギーというものは、人間としてみんなの中にあるもの。
性的のエネルギーは自然のエネルギーで、人間だけではなく動物、彼らも同じエネルギーを持っています。
継続するためのエネルギーです。人間として、動物として。
全ての生物が、自分たちが継続するための方法として、私たちの人間としての形。
このエネルギーは、そのためにあるのです。
これを見たときに悪いとは思えません。
性的なエネルギーは悪いものではありません。
でも、僧侶として性的な行為を行わないという道を選んでいます。
悪いからそういう道を歩いているわけではないです。
ただ、このエネルギーを違う形で扱って、そして悟りの道を歩むためです。
より大きな愛を育むためでもあります。
その方が私たちの中に、よりスペースができて、そしてもっと時間、もっとエネルギーが解放されて、それを、よりすべての生きとし生けるもののために、奉仕するためのエネルギーに変えています。
出家者の中にも、そういうエネルギーは存在します。
どうやって、それを扱うかを学んでいます。
そして、このエネルギーをちゃんねるして、理解と思いやりに変えていく。
私たちがやっている1つの方法というのは、
例えば、私たちはコミュニティーに住んでいますね。
そして六感が、例えば、性的なイメージとか、音とかには触れないようにさせています。
一般的な人たちとは違う環境を作っています。
そして生活の中でも、そのエネルギーを違う形にちゃんねるするための方法をいくつかしています。
例えば、出家者はスポーツをしていますね。
サッカー、バレーボール、バトミントン、自転車乗ることなど、それも1つのヒント、方法です。(会場、笑い)
私がプラムビレッジ、フランスの若い人たちを担当してた時、レイジーデイ(*休日)を担当していた時。
若者達と1、2週間一緒にいた時。
彼らはエネルギーがいっぱいありますね。
だから、男性ためには、よくサッカーの試合を企画していました。午後や7時とか。
2時間くらい走りっぱなしになると部屋に戻った時、すぐ寝ちゃいます。(会場、大笑い)
だから、彼らのことをあまり心配しなくてよかったのです。
そして私も平和に寝れる。(会場、爆笑)
そして翌日、旅を企画して、男女含めて。
そしてお茶飲んで、歌って、シェアリングして、そして、ハイキングなどして、
それが健康的な、これがエネルギー扱い方。
②へ続く
*レイジーデイ…プラムビレッジの休日。くつろぐ実践の日。
朝食は外で食べたり、ピクニックへ出かけたり楽しむ。
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法話、2018,12,30 タイ・コアサンガ・リトリート
シスター・ドゥアン・ニェム
ブラザー・ファップ・ニェムン
2018,12月・質疑応答
真の愛シリーズ① この記事
真の愛シリーズ② 性的エネルギーを超える・20%未満の執着
真の愛シリーズ③ 性的エネルギーに影響する食べ方
真の愛シリーズ④ 性的エネルギーの変容・カップルや家族のために